こんにちは
ここ数日、何か踏んでしまったのか!という勢い
なんですが
「非定常計算」ご存知ですか?
私の場合、定常計算は、一応自分なりに計算して
透湿抵抗値を考慮して、材を決定しました。
自分の座学ですが。
設計していただいた設計士さんの評価としては、
問題ないということで、材は、自分の選択を通させて
いただき決定したのですが。
だからこそ、私の計画上、構造用合板や、ノボパン、
OSBボード等の透湿抵抗値が高い材を充填断熱材と
付加断熱材にグラスウールを利用した、この建物には
使いませんでした。
組み合わせの問題ですから、今挙げた材を使うのは
危険とか、そういうことではありません。
それぞれ、認定を受け利用されていますから。
建物の間取りや、インテリアをデザインするのと同様
に、構造材の組み合わせ、窓材・玄関扉、室内側
の壁材・外壁等々決め事や決定事にタブーやベター
といった判定は明らかにあると思っています。
なんでも、付加断熱を施工した建物の場合、定常計算
では、片手落ちというか、評価上正しいか解らない
ようなのですよね。
なぜ、そうなのかは、プロでないので解りません。
それで、
無理を言って計算していただきました。
WUFIを使った非定常計算。
そうは言っても、全て机上論なので、絶対では
ないかなと思いますが、やっていただいて問題ない
と言えたほうが、手は尽くしたと言えるので。
計算結果書の一部が下の画像です。
一応、このような評価が数か所計算し、問題ないとの結果をもらっています。
居住空間における結露。
壁体内結露。
どちらも、避けたいですよね。
カビの発生要因になりますから
壁体内結露は躯体の損傷・耐震等にも影響大です。
構造計算にせよ、施主側が何をどこまで求めるのか?
そして、それは、決して無料ではありません。
社内で計算するなら、ソフトの購入費用・オペレーション
する方の人件費等々
「タダ」「無料」に責任を求めることは難しいです
施主側が納得をどこまで求めるのかはありますが
工法が決定しているハウスメーカーのように 画一的な
材・施工を行っている場合と違い、一定評価がなされていない、
工務店や、設計事務所が設計・施工する建物の場合、何か個別
の指針が必要なのかなと
省エネの指標があればいいというものでもないのかなぁと
何でも叶えられる訳ではないでしょうら、どこの何に、
そのお施主さんが主眼を置くのかということになるのでは
ないでしょうか
そのためには、独善的であれ、なんであれ、判断する物差しが必要なのではないでしょうか?
その辺りをよく理解されて、計画をお立てになるられることを