こんにちは
新年最初の投稿となります。
専門家向けの雑誌 建築技術最新号(2019年1月号)を読んでの素人雑感を
専門的見地というか、業界の現状的なサジェスチョンは、雑誌の内容に加え
私がネット上で目を通させていただいている専門の資格者の方ですと
神崎建築士
浅間建築士
(いずれも敬称略させていただきます。)
がそれぞれの観点で記述されておられます。
当該ブログをお読みいただくと、理解の賛助なり、小規模建物についての換気の考え方の一助となるのではと
私の居住エリアといずれの方も、環境の違うエリアにお住まいなので、そのまま当てはまらないところですし、素人観点によると、勘どころが違ったりなので・・・
おまけに、
私の家の場合、第3種換気なので、上記2名の方が実践されておられるであろう、その時点での最適解はもちろん当てはまらない訳ですが。
上記の方々は、含むところはいろいろあるのでしょうが、専門家として情報発信をされておられます。素人には非常にありがたいです。
私は、個別の相談等を問い合わせたことはありませんが、相談にも乗っていただける
ようです。
業者向け専門誌は雑誌のコンセプトを理解しながら読んでいくだけでなく、情報としても面白いし、ためになり良いところあります。
寄稿者が置かれている立場を良く俯瞰して、雑誌特有の部分(商品の紹介や、それを基とした情報分析)を見ながら読み進めるとやはり、面白いものです。
以前、前のブログで記述したかもしれませんが、最適解は、その家ごとに違うので
気密性能や、住む人の住まい方、メンテナンスに対する考え、コストに対する考えな
ど、全てが似通ってはいても、どこかは違うわけで、換気計画も、すべての住宅計画の
一部として計画して決定していく必要があると思います。
個別に取り出してしまうと、そこに視点が移ってしまいがちですが、建物の性能は
トータルで考えていくべきで、その中での換気計画、その上で、メリット、デメリット、イニシャルコストだけでは無く、ライフスパンにおけるコスト、危機管理等を考えた上で決定していくのがよいのかなと。
私が、今住んでいる建物の建築を計画し換気についていろいろと考慮した際、
理想論としてデシカントシステム
輻射冷暖房パネル これらを、まず、検討しました。
これらは、調べていくと、ライフスパンコストで我が家では維持が難しいこと
又は、機器のスペースの問題で止めました。
次に、第1種とコンプレッサー空調(エアコン)の同調型換気(全館空調の
コンシュマー向け材の組み合わせ空調に仕様かと)、これは採用を考えた
数社に1種換気機器での圧損計算を図面を送り一般計算まで行ってもらい、
検討してみました。
ここで、自分で調べていくと、最大の問題は、配管、設置場所でした。
調べれば調べるほどスパイラルダクトで施工しないと正確な性能が維持されないので
はないか?、メンテ等を考慮すると建物高さや天井高の制限で天井下への露出配管でないと無理そうだなぁと思い、そういった制約が多すぎて(土地の広さや、用途地域制限等から考えてみても、また、これだけではありませんでしたが)
詰めて行ったら、シンプルに戻り第3種換気にしようかとなりました。
トータルでの決定ということでしょうか
しかし、第3種ダクト換気は、計画換気が可能ですがメンテナンス的に私には採用したくない理由があったので
ダクトは無し で
そうは、言っても、ダクトレスで計画換気が維持されそうで風量が維持できそうなのは、LA60しか見つからなかった訳ですが。
確かに、住んでいる家のこの数値を見ると、業とされる方が第1種換気を勧めるのは解らないでもないです。
契約した頃に最終値として計算していただいた、数値計算ソフトによる結果です。
この建物は、換気による熱損失がほぼ、50%という計算上の数値がはじき出される
わけです。
住宅性能を詰めていくという観点からいえば、損失の大きいところを手当てしましょう
ということになるのでしょうから。
ここ最近日々、夜半から、早朝までマイナス気温で、5地域と6地域の差は大きいな
と、温暖地の方の住宅ブログ等拝見すると感じています。